FUTURE ORIENTED PROGRAMMINGの話を思い出した
あるブログ記事を読んで、数年前に行われた koriym さん の発表を思い出した。
以下には資料に書かれていない、発表時に口頭で話された内容の断片も含まれる。数年前の話なので、ちょっと記憶がズレているところもあるかもしれない。
意思決定について
- 人生は意思決定の連続である
- どのような会社で働いて、どのような仕事をするのか
- どの言語、どのフレームワークを使うのか
- 背後にある意思決定のプロセスが大事
http://koriym.github.io/future-orientend-programing/#/2
「どこを見ているのか」に注目する
発表時、下記の3パターンについてお話していた。
一般的に「未来以外を見ている人」というとネガティブな印象になりがちだが、ここではそのようなニュアンスは含まない。
PAST ORIENTED (過去志向)
- 過去を見る
- 過去の経験を大事にする、過去の成功パターンに安心を覚える
- 採用実績や経験
- よく知られた手法
PRESENT ORIENTED (現在志向)
- 現在を見る
- 現在の要求や欲求を優先し、トレンドをキャッチアップしていく
- 学習コスト、開発コストを抑える
- 使っている人が多い、情報が多い、流行
FUTURE ORIENTED (未来志向)
- 未来を見る
- 挑戦することに価値を感じる
- 分からない未来の分かっていることは変わり続ける
- 変わり続けることに対するソリューション
INSIDE DATA VS. OUTSIDE DATA
RESTful Web APIs の著者である MIKE AMUNDSEN さんが来日した際、API Design Workshop in Tokyo でお話しした内容について。
INSIDE DATA と OUTSIDE DATA の話が興味深かった。
世界に対する見方を、ニュートンとアインシュタインの世界観で表した話だ。
INSIDE DATA
OUTSIDE DATA
http://koriym.github.io/future-orientend-programing/#/5/4
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ms954587.aspx
思っていること
以上が koriym さんの発表内容の一部であり、ここから先は個人の感想である。
資料内にも書かれているが、不確定な未来において唯一はっきりしていることは変わり続けることだ。
ルイス・キャロルの「鏡の国のアリス」にこんな一節がある。
アリスは、まだちょっと息をきらしていましたが、答えました。「ええ、わたくしどもの国では、ふつうはどこかよそにたどりつくんです――もしいまのわたしたちみたいに、すごく速く長いこと走ってたら」
「グズな国じゃの! ここではだね、同じ場所にとどまるだけで、もう必死で走らなきゃいけないんだよ。そしてどっかよそに行くつもりなら、せめてその倍の速さで走らないとね!」
http://www.genpaku.org/alice02/alice02j.html#ch2
これはお話の中の国に限ったことではない。
変わり続けることが必然であるなら、現状維持をするためにも、それ相応の何かが必要となるのだ。
自分もできることなら変化を楽しんでいきたいし、変化を楽しめるだけの余裕を用意しておきたい。